クレサラ実務研究会

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弁護士 蓑健太郎が
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クレサラ実務研究会

DSC00310-1全国クレジット・サラ金問題対策協議会主催による「第20回 クレサラ実務研究会in京都2012」に出席してきました。午前10時から午後17時まで、クレジット・サラ金問題の第一線で活躍されている弁護士・司法書士の方々の講演を聞き、非常に勉強になりました。今後の業務に生かしていきたいと思います。

・地方自治体による民間への業務委託等において、法令の基準より有利な労働条件を義務付ける公契約法、公契約条例制定の動きが全国に広まりつつあり、官製ワーキングプア問題の解消に一役買っているとのことでした。

・出会い系サイトがサクラを利用して消費者に利益が得られること等をもってサイトに誘導し、不正な利益を得ているサクラサイト被害に関して、被害者の男女比はほぼ同数で、30代以上が半数以上を占め、サイトへの登録も自分の知らないうちに登録されている人が3割から5割もおり、被害金額も数百万から1000万円を超えるものも少なくないこと。最近はサイト業者の逃げ足が早くなっており、弁護士が受任する前にサイトへアクセスして証拠を保全することが重要であることなど、今度富山県弁護士会でも実施されるサクラサイト110番にも関連する有益な情報を聞くことができました。

・会社更生手続中の武富士の役員に対する会社法429条1項による損害賠償請求の可能性に関して、利息制限法を超える高金利での貸付により会社が成長してきたことについては会社に対する任務懈怠はないとも思えるが、最終的には過払金返還請求の増大により会社を倒産させる結果となったことについてはやはり任務懈怠ということができるのではないかとして、肯定的に考えることも可能などといった意見が交わされていました。

・そのほか、民事再生中のアエルからNYメロンへの信託譲渡、さらにNCキャピタルへの債権譲渡があった事案での過払金請求で、後2社が過払金債務をアエルに押し付けるような主張をしたのに対して、裁判所がこの主張の一部を否定した判決が紹介されました。

・熊本の業者が行った年金担保貸付について、高裁段階で社会通念に照らして著しく違法との判断が示された事例が紹介されました。

・昨年の中弁連夏季研修でも講演された荒井哲朗弁護士による、執行のための工夫についての講演がありました。

2012.05.12 | RSS 2.0 | You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed. このページの上へ▲